みなさんもすでにニュースなどでご存知かと思いますが、今、酪農業界は牛乳の消費減退による緊急生産抑制対策に苦しんでいます。
緊急対策では、2月末に北海道内だけで1万t削減の方針が打ち出されました。
そしてここ十勝の割り当ては5,200tとなり、それが酪農家個々に割り当てられました。
削減目標は個々の規模や年次生産計画の実施状況によって算出され、例外なく私たちの働くしんむら牧場でも削減目標が割り当てられました。
削減目標を超過してしまった場合は生乳の廃棄という、生産者にとってなによりも辛い事態になってしまいます。
しんむら牧場では今までに随分たくさんの牛たちを売却し、与える餌を調整して乳が出ないようにしています。
もちろんこれはしんむら牧場だけではないでしょう。
こうした、いわば生産能力を削減するという事は、今後長い間にわたって尾を引く大打撃に他なりません。
さらに、血と汗の結晶である乳を破棄処分するようなことになれば、その損害ははかりしれません。
私たちも毎日、たくさんのミルクジャムや生クリームのストックを作って、少しでも出荷量を減らすように努力しています。
やるせない憤りを感じながら、何杯も何杯も、愛車の軽トラとともに工場と牛舎を往復する毎日です。 |
| 酒井晴子 |
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