食育という活動の原動力には「食の健康」の他に「食の安全」が近年危惧されるようになったことがあります。
残念ながら過去に乳製品自身がこの流れを強くする事件を起こしてしまいました。
“地産地消”という取り組みはこの食の安全志向への強まりを背景にこれまでは生産者とか消費者などと食への限定されてきた付き合い方を見直す取り組みです。
この動きは食への関わりが多面的になり、従って工夫や新しいアイデアが生まれやすい下地になるはずです。日本各地で行われている地産地消活動で一大酪農地帯の北海道で乳製品を取り上げるのは自然なことですし、私はこの北海道から乳製品の新しいかたちが育ち、北海道発の日本食が生まれてほしいと願っています。
こうしてしっかりと根ざした消費スタイルが築ければ、流行に左右されその需要量が乱高下することもなく安心して生産できるようになると思います。
“食料”をつくっているのだと毎日一生懸命働いているのに突然「これ以上必要ないから。」と言われ、労働の結晶が“産業廃棄物”になってしまうことへの虚しさを味わうこともなくなっていくと思います。 |
| 杉田智宏 |
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